平凡な私の学園生活
「舞ちゃん!どうしてこんな事になっているんですか?!」
「千優がぽけっとしてたからでしょ。」
ぽけっとはしてませんよ!多分。
「でっ、ですが、生徒会企画ですよ?!皆さんやりたかったのでは?」
「千優、現実から目をそらさないでよく聞いてね。」
「はい。」
「まずさ、いくら生徒会企画といえど、内容もなにもわからず、この企画だって前例のないもの。ってことはさ、全てが初めてなわけよ。
更に更に、生徒会企画っていっても生徒会の皆様がそれにでるかはわからない。
確かに、もし一緒にその競技に出られたなら良かったかもしれない。
けど、アノ生徒会よ?
可能性はとてつもなく低い。
まぁ、それらを天秤に掛けた結果がこの状況よ。」
「ですが、私でなくとも・・・・。」
そうです。たった一人をクラスから出せば良いのですから、私でなくとも、物好きな誰かがやれば良かったんです。
「千優。千優さ、最近、生徒会の皆様と色々あったよね。」
そして、舞ちゃんは私の肩をポンと軽く憐れむように叩き、
「ちょっとした嫌がらせ、されたんだよ。」
そう言った。
ラッキーとか言ってた過去の私を今、とてつもなく叩きのめしたいです。