平凡な私の学園生活
「アナタですか。至急、生徒会室までお願いします。」
「舞ちゃん、罪を償ってきてください。」
「だからやってないって!」
舞ちゃんの肩に手をぽん、と置いた。
連れて行かれる内容は何であれ、舞ちゃんなら喜ぶかと思っていましたが、そうでもないようで、少し、安心しました。
「うーん、暇です。舞ちゃんが連行されただけでこんなにも暇になるとは・・・・。やはり、友達はつくっておくべきですね。」
何を隠そうこの夏目千優、友人と呼べるのは舞ちゃん一人である。
モットーにするつもりはなかったが、いつの間にかなっていた友人は狭く、深く。
くそう、もう少しコミュ力さえあれば・・・・。