平凡な私の学園生活
「千優。私、もう悔いはないわ。煮るなり焼くなり好きにして!」
「・・・・。」
友人が頭を少々ぶつけてしまった時、なんと声をかければ良いんでしょうか?
まぁ、とりあえず
「わかりました。今から火と水を用意するので、ちょっと待っていて下さい。」
水は水道で汲めばいいとして、火は、どうしましょう。
あっ、確かこの辺りに____
「そうじゃないでしょ?!」
「・・・??煮たり焼いたりしてほしいんですよね?」
「ジョークよ。ジョーク!杉上ィズジョーク!!」
「・・・・何かありました?」
舞ちゃん、手を組んでどこか遠い空を見つめ始めました。
いつも以上に高いテンションにギラギラ輝く目。
近頃、友人の舞ちゃんが怖いです。
「生徒会の皆様が直々に仰ったの!球技大会の紙を全校生徒分刷ってきて、と!!」
「それって、雑よ___」
「言わないで!!!わかってる。今は、頼まれたと言う事実だけを受け止めているの。」
ん?“今は”?
このパターン、もしや___
「ってことで千優、一緒にやろうね。友達でしょ?」
面倒事を押し付けられたのは私の方でした。