悲しみの涙を
「あの…」


「何だ?」


私が話しかけると土方さんと呼ばれていた人はぶっきら棒に答える。


「…お名前、教えてもらってもいいですか?あと、ここはどこですか?」


「ここは新撰組の屯所だ。俺は副長の土方歳三だ。」


「し、新撰組⁉︎」


新撰組ってことは、ここは幕末。



動乱の時代



叫んだ私を土方さんはジロリと睨んだ。


「…すみません。」





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