悲しみの涙を
「土方さん、近藤さんを連れてきましたよ。」


「ああ」


入ってきたのはさっきの人と優しそうな顔をした別の人だった。


「トシ、この子は?」


「さっき庭に入り込んでたから連れてきて尋問してるとこだ。」


「そうか。」


近藤さんという人は頷くと土方さんの隣に座りその横に総司と呼ばれていた人が座った。


「私は新撰組の局長、近藤勇だ。こっちが副長助勤で一番組組長の沖田総司だ。」


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