悲しみの涙を
「さてと…」


よっこいしょと年齢に相応しくない言葉を言いながら椅子から立ち上がる。


大学病院に私専用の部屋をもらいそこにあらゆる医療道具を揃えている。


わたしより高く2メートルは超えている棚の扉を手前に開け、はしごを使って必要であるものを取り出す。


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