教師なんて…
★☆…★☆…
灯りが点いてない自分の家に戻ると、
なんだか虚しくなる。
前島からもらった参考書。ちょっぴり嬉しくて
普段なら夜中の12時には寝るけど、
今日はなんだか勉強がしたくなって、1時間だけ参考書で勉強した。
自分を思ってくれる人なんていないと思って居たから、
自分の学力を覚えていてくれた前島に、
いつもの私が知っている属にいう『教師』の印象が
ほんの少し変わった。
まあ油断大敵だけど…。
自分を思ってくれてる人がいた証拠に、
参考書の後ろの何も書いていないページに、
今日の日付と前島の名前を書いた。