タオピノ
ピノチェトこと、ピノは俺らの学校ユートピア学園の生徒会長。身長180cm越えにマッチョ。誕生日は8月15日。血液型はAB型。成績優秀、運動神経抜群、人柄良し。んでもってイケメン。且つピーチェ財閥の跡取り。こんな優良物件ないから女子にモテるもてる。ただ、こいつは女子に興味なし。ただ、こいつには好きなやつが一人・・・。それは・・・!」

ゴッ………!!!

「い、痛いだろピノ!殴るな!暴力変態!」

「知るか。勝手に俺のプロフィール書くなや。」

「えー。良いじゃん別に。」

「あと、俺は好きな人なんて・・・い・・・いないし!」

「いるもんな〜。大親友のタオカ様は知ってるぞ〜ヾ(●´∇`●)ノ」

「タオくん!ピノ君の好きな子って誰々!!?」

女子が窓の方からぴょこっと出てきた。タオがその女子の耳元で喋ろうとしたら・・・

ゴッ………!!!!!!!!!!!!

「だーかーらー!ピノチェト!いてぇよ!話すわけねーだろぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」

「それでもお前は信用ならん。はぁ…なんで俺はこんなやつに話したんだろうか…。」

タオは殴られた頭をすりすり・・・。 ピノがぐるんとタオの方に顔を向けた。そして意外そうに・・・

「そういえばお前久々に俺の名前フルで呼んだな。どうしてだ?」

「・・・俺、ピノのことフルで呼んでた?」

「ああ。そうだ。珍しいなって思っただけさ。・・・ところで委員長ー。今日の議題ってなんだっけ・・・。」

「ピノチェト君の生徒会長不信任案です。・・・というのは半分冗談で今日は文化祭のことですよ。」

「ありがとー。・・・えっ不信任案!!?」

大真面目に聞いたピノに対しての委員長。

「・・・ぷっ。冗談って言ってるではないですかぁ。それより、あと10分で始まりますから先に行きますね生徒会長。」

それでは。と、片手を上げてその場を後にする委員長を呼び止めて一緒に行ったピノ。まぁピノの行動は割とバレバレなんだけど。

「仲いいよなーあのふたり。」

そんなことを言ったことは誰も気づきやしない。
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