タオピノ
タオピノが驚いてるのも無理ありません。だって・・・

「「ゴブリン?エルフ?妖精?獣耳?はぁ?」」

意味わかんねぇ・・・。ボソッっとタオが言うと近くにいた、人・・・いえ・・・エルフがタオピノの方を向き物珍しそうにジロジロと見てきます。ピノが、ぐいっとタオを引っ張ってさっきの路地裏に戻ろうとしてぐるっと顔を向けたらそこにはもうあの細かった道はありませんでした。

「なぁタオ、俺ら異世界ってやつに来ちゃったのか?」

「ピノもそう思うか?でもなぁ・・・」

そしてふたりは息ぴったりで同じことを言いました。

「「とりあえずこの場からダッシュしよう!!!!!!!!!!!!」」

宛もなくふたりはダッシュしました。
< 6 / 13 >

この作品をシェア

pagetop