夏にだけかえってくるひと
パンザマスト

午後5時を告げるチャイムがなる。

私は、とある大きな交差点の人だかりをずっと遠くから眺めていた。

毎日は終わらないと思っていた。
貴方は毎日私の元へと帰ってきてくれる筈だった。
でも、貴方はその日から私の所に帰らなくなった。
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