ポプリ
「リプニー先生ってあれだろ、お前の父さんと母さんの上司の娘さんだろ?」
「うん、金髪のぼん、きゅっ、ぼん、の美人の先生だよ」
「シャンリーの好みドストライクか……迷惑かけてるんだろうな」
「いつも悲鳴上げてるよ、先生」
「……先生、ごめん。後で娘に言い聞かすから」
ハア、とシンは溜息を零す。
シオンも大概破廉恥だが、シャンリーは子どもの分、加減というものを知らない。
一体誰に似たんだ。あ、嫁か。
と一人納得して、シンは更に溜息を零す。
「いつもすまないが、これからもシャンリーを見張っててくれよ、麗龍」
「いいよ。いつも仙豆貰ってるからな。報酬の分は働くぜ」
ふっ、とちょっと気取った笑みを浮かべ、麗龍は仙豆をモシャモシャ食べる。
料理上手な母のリィも仙豆を作ってくれるのだが、これだけは伯父であるシンの作るものの方が美味かった。だから麗龍は仙豆欲しさに、こうしてシンの言う通りに動くのだ。
両親の影響でスパイにも憧れる少年、麗龍。
彼は今日も仙豆を報酬として、破廉恥な従姉の見張り役をしている。……破廉恥行為を黙認し、見張っているだけである。
◇
破廉恥な家族に囲まれて、苦悩するお父さん、シン(笑)
「うん、金髪のぼん、きゅっ、ぼん、の美人の先生だよ」
「シャンリーの好みドストライクか……迷惑かけてるんだろうな」
「いつも悲鳴上げてるよ、先生」
「……先生、ごめん。後で娘に言い聞かすから」
ハア、とシンは溜息を零す。
シオンも大概破廉恥だが、シャンリーは子どもの分、加減というものを知らない。
一体誰に似たんだ。あ、嫁か。
と一人納得して、シンは更に溜息を零す。
「いつもすまないが、これからもシャンリーを見張っててくれよ、麗龍」
「いいよ。いつも仙豆貰ってるからな。報酬の分は働くぜ」
ふっ、とちょっと気取った笑みを浮かべ、麗龍は仙豆をモシャモシャ食べる。
料理上手な母のリィも仙豆を作ってくれるのだが、これだけは伯父であるシンの作るものの方が美味かった。だから麗龍は仙豆欲しさに、こうしてシンの言う通りに動くのだ。
両親の影響でスパイにも憧れる少年、麗龍。
彼は今日も仙豆を報酬として、破廉恥な従姉の見張り役をしている。……破廉恥行為を黙認し、見張っているだけである。
◇
破廉恥な家族に囲まれて、苦悩するお父さん、シン(笑)