ポプリ
しかし、シオンのような次元に到達するにはまだまだ修行が足りないようだ。シャンリーはモヤモヤとした気持ちのまま、初等部の教室に入る。
すると先に来ていた麗龍がハア、と溜息をついた。
「お前、そろそろちゃんとした服を着て来いよ。夏じゃないんだから本当に腹壊すぞ」
「服を、着る……」
ピンクのビキニアーマーを来た自分の体を見下ろし、モヤモヤと考え込む。
「着んのが嫌なら、腹巻でも巻いとけよ。……お、我ながらナイスアイディア! 野菊ちゃんに作ってもらえよ。そしたらお前は立派な腹巻勇者になれるぞ!」
ニヤニヤしながら麗龍がそう言うので、シャンリーは頭にきた。
「むっきいいいい!」
両腰に下げているダガー、プティ・ランスロットを素早く抜き、麗龍に襲い掛かる。
「なんだ、やんのかよ!」
麗龍も拳や脚を振り上げて応戦する。
このクラスのいつもの光景は、龍乃先生が来るまで続いた。
◇
ちなみに花龍はたとえ許可されようと、破廉恥行為は断じて行いません。
すると先に来ていた麗龍がハア、と溜息をついた。
「お前、そろそろちゃんとした服を着て来いよ。夏じゃないんだから本当に腹壊すぞ」
「服を、着る……」
ピンクのビキニアーマーを来た自分の体を見下ろし、モヤモヤと考え込む。
「着んのが嫌なら、腹巻でも巻いとけよ。……お、我ながらナイスアイディア! 野菊ちゃんに作ってもらえよ。そしたらお前は立派な腹巻勇者になれるぞ!」
ニヤニヤしながら麗龍がそう言うので、シャンリーは頭にきた。
「むっきいいいい!」
両腰に下げているダガー、プティ・ランスロットを素早く抜き、麗龍に襲い掛かる。
「なんだ、やんのかよ!」
麗龍も拳や脚を振り上げて応戦する。
このクラスのいつもの光景は、龍乃先生が来るまで続いた。
◇
ちなみに花龍はたとえ許可されようと、破廉恥行為は断じて行いません。