ポプリ
そんなことを思いながらも、麗龍の顔ははっきりと『さみしい』と言っている。素直に言ってくれればシャンリーとて協力は惜しまないのに。
「気になってるくせに。馬鹿だなぁ……」
「あ?」
「なんでもなーい」
シャンリーは桃色のツインテールを揺らしながら、麗龍の先を駆けていく。それを眺めていた麗龍は、ふと、足を止めた。シャンリーも足を止めていた。二人は顔を見合わせる。
「……銃声?」
「空耳じゃねぇよな」
精霊たちがざわついている。何か良くないものが迫っている。
シャンリーは腰に差していたプティ・ランスロットを引き抜いた。麗龍も重心を低く構え、辺りに神経を尖らせる。
そこに、降ってきた。
「ああああ~!」
ピリピリと張り詰めた空気には不釣り合いな、間の抜けた可愛らしい声が。
「どいてくださあああーい!」
はっとして見上げれば、太陽を背にした金髪少女が、“屋根の上から降ってきた”。
「なっ……!」
麗龍は驚き、一瞬声を失う。
「なんでお前はいつもいつも、こんな登場の仕方なんだよおおおっ!」
そう叫びながら、降ってきた少女を両腕で受け止めた。
◇
リディルについてのお話はうまく書けなくて苦戦…(^_^;)
そしてまさかの六年目と七年目が連結。
「気になってるくせに。馬鹿だなぁ……」
「あ?」
「なんでもなーい」
シャンリーは桃色のツインテールを揺らしながら、麗龍の先を駆けていく。それを眺めていた麗龍は、ふと、足を止めた。シャンリーも足を止めていた。二人は顔を見合わせる。
「……銃声?」
「空耳じゃねぇよな」
精霊たちがざわついている。何か良くないものが迫っている。
シャンリーは腰に差していたプティ・ランスロットを引き抜いた。麗龍も重心を低く構え、辺りに神経を尖らせる。
そこに、降ってきた。
「ああああ~!」
ピリピリと張り詰めた空気には不釣り合いな、間の抜けた可愛らしい声が。
「どいてくださあああーい!」
はっとして見上げれば、太陽を背にした金髪少女が、“屋根の上から降ってきた”。
「なっ……!」
麗龍は驚き、一瞬声を失う。
「なんでお前はいつもいつも、こんな登場の仕方なんだよおおおっ!」
そう叫びながら、降ってきた少女を両腕で受け止めた。
◇
リディルについてのお話はうまく書けなくて苦戦…(^_^;)
そしてまさかの六年目と七年目が連結。