ポプリ
風呂から上がった麗龍とティーダは、ユリアが用意してくれた朝食を食べる。今日は生姜が効いたささみと卵の中華がゆと、油條(ヤウ・ティウ)という揚げパンのようなもの、そして熱々の小籠包という、中華メニューだった。
身体に優しく、その上ボリュームもある朝食を食べていると、ユリアがこんな提案をしてきた。
「今日の夕飯はたこ焼きパーティをしようと思います~」
「たこやき、って何ですか?」
「小麦粉を卵と水でといて、タコを入れて焼くんですよ~。ティーダくんは、タコ、見たことありましたっけ~?」
「お正月にあげました」
「そりゃ凧だ」
麗龍が突っ込む。
「タコはね~、足が八本あって~、うねうねで~、頭がハゲてて~、くっつくと中々剥がれない、頑固生物なのですよ~」
「ハゲ! なんですかそれ! 魔物!?」
何故かハゲに強く反応するティーダ。
「見た目、そうですね~。でも美味しいですよ~」
「成程……この世界のハゲには、色々な特徴があるんですね……」
「ん~? 良く分かりませんが、肝心のタコを買い忘れてしまって~……。帰りにタコの足、買ってきてくださいね~。あんまり大きくなくても大丈夫ですよ~。あと、ウインナーとか、チーズとか、チョコとか用意しましたけど、他にも入れてみたい具がありましたら、買ってきてくださいね~」
「わかりました、任せてください!」
ティーダはしっかりと頷いた。
麗龍は「大丈夫かな、コイツ……」と心配していた。ティーダは勉強は優秀な方だが、どこか抜けているというか、天然なところがある。変なものを買って来ないといいのだが。ていうか、自ら捕まえてきそうで怖い。だって野生児なんだもん……。
身体に優しく、その上ボリュームもある朝食を食べていると、ユリアがこんな提案をしてきた。
「今日の夕飯はたこ焼きパーティをしようと思います~」
「たこやき、って何ですか?」
「小麦粉を卵と水でといて、タコを入れて焼くんですよ~。ティーダくんは、タコ、見たことありましたっけ~?」
「お正月にあげました」
「そりゃ凧だ」
麗龍が突っ込む。
「タコはね~、足が八本あって~、うねうねで~、頭がハゲてて~、くっつくと中々剥がれない、頑固生物なのですよ~」
「ハゲ! なんですかそれ! 魔物!?」
何故かハゲに強く反応するティーダ。
「見た目、そうですね~。でも美味しいですよ~」
「成程……この世界のハゲには、色々な特徴があるんですね……」
「ん~? 良く分かりませんが、肝心のタコを買い忘れてしまって~……。帰りにタコの足、買ってきてくださいね~。あんまり大きくなくても大丈夫ですよ~。あと、ウインナーとか、チーズとか、チョコとか用意しましたけど、他にも入れてみたい具がありましたら、買ってきてくださいね~」
「わかりました、任せてください!」
ティーダはしっかりと頷いた。
麗龍は「大丈夫かな、コイツ……」と心配していた。ティーダは勉強は優秀な方だが、どこか抜けているというか、天然なところがある。変なものを買って来ないといいのだが。ていうか、自ら捕まえてきそうで怖い。だって野生児なんだもん……。