ポプリ
そんな話をしながら朝食を終え、それぞれ学校と会社に行く支度をする。
「ティーダくん、いつも学食じゃあ栄養が偏るかもしれませんから、たまにはお弁当を持って行ってくださいね~」
「ありがとうございます!」
特大サイズのお弁当を受け取り、ティーダは元気よく玄関の扉を開けた。
それをニコニコ笑顔で見送ったユリアは、黒のロングコートを着込んでいる麗龍へ視線を向ける。
「ダーリン~」
と、艶やかなピンクの唇を少しだけ突き出して目を閉じる。
麗龍はチラリと後ろを振り返り、ティーダが完全に出て行ったことを確認してから。ちゅ、と、軽く唇を合わせた。
そして靴を履いて、玄関ドアのところで振り返る。
「俺が出て行ったらすぐ鍵をかけろ。インターフォンが鳴ったら必ず誰か確認しろ。知ってるヤツでも信用するな。もし出かけるなら細心の注意を払え。知り合いに会っても俺とティーダ以外のヤツには絶対についていくな」
「はいはい~」
麗龍の鬱陶しい注意事項に愛を感じ、笑顔で頷くユリア。
「ライくんも気を付けて行くんですよ~。最近痴漢が増えているそうなので、電車では気を付けてくださいね~」
「大丈夫だ。そんなヤツは捻り潰してやるから」
「あらあら、私の旦那様ってば、頼もしいです~」
うふふ~と微笑むユリアに、「行ってきます」ともう一度キスをして、家を出る。
結婚したばかりの新婚さん。
まだまだお熱いようです。
◇
麗龍とユリアの物語、これにて一件落着。
お付き合いありがとうございました。
「ティーダくん、いつも学食じゃあ栄養が偏るかもしれませんから、たまにはお弁当を持って行ってくださいね~」
「ありがとうございます!」
特大サイズのお弁当を受け取り、ティーダは元気よく玄関の扉を開けた。
それをニコニコ笑顔で見送ったユリアは、黒のロングコートを着込んでいる麗龍へ視線を向ける。
「ダーリン~」
と、艶やかなピンクの唇を少しだけ突き出して目を閉じる。
麗龍はチラリと後ろを振り返り、ティーダが完全に出て行ったことを確認してから。ちゅ、と、軽く唇を合わせた。
そして靴を履いて、玄関ドアのところで振り返る。
「俺が出て行ったらすぐ鍵をかけろ。インターフォンが鳴ったら必ず誰か確認しろ。知ってるヤツでも信用するな。もし出かけるなら細心の注意を払え。知り合いに会っても俺とティーダ以外のヤツには絶対についていくな」
「はいはい~」
麗龍の鬱陶しい注意事項に愛を感じ、笑顔で頷くユリア。
「ライくんも気を付けて行くんですよ~。最近痴漢が増えているそうなので、電車では気を付けてくださいね~」
「大丈夫だ。そんなヤツは捻り潰してやるから」
「あらあら、私の旦那様ってば、頼もしいです~」
うふふ~と微笑むユリアに、「行ってきます」ともう一度キスをして、家を出る。
結婚したばかりの新婚さん。
まだまだお熱いようです。
◇
麗龍とユリアの物語、これにて一件落着。
お付き合いありがとうございました。