雨虹~傘を持たない僕達は果てない空に雨上がりの虹を見た~
早速禁煙席のボックスシートを陣取った新太達四人は、ドリンクバーへと向かい、それぞれドリンクを手に席に戻る。
「こないだ彼女とちょっともめちったぁ」
「お? どした?」
彼女の話で盛り上がるクラスメイトを羨ましく思いながらも、新太は冷やかして話の輪に入った。
「それがさぁ、俺のラインの文章が素っ気ないみたいな」
「あー、女ってそういう事言うよな!」
「なんなんだよ、素っ気ないって」
「スタンプだけで会話するなとか言うんだけど、正直面倒くせーじゃん?」
「だよな。スタンプで十分会話成立するし」
「しかも笑えるスタンプじゃなくて、可愛いスタンプにしろとか言うんだよ」
うぜー! と盛り上がる三人。新太は、あの子はラインしてるのかな? どんなスタンプを使うんだろう? などと想像して、心ここにあらずだ。
「こないだ彼女とちょっともめちったぁ」
「お? どした?」
彼女の話で盛り上がるクラスメイトを羨ましく思いながらも、新太は冷やかして話の輪に入った。
「それがさぁ、俺のラインの文章が素っ気ないみたいな」
「あー、女ってそういう事言うよな!」
「なんなんだよ、素っ気ないって」
「スタンプだけで会話するなとか言うんだけど、正直面倒くせーじゃん?」
「だよな。スタンプで十分会話成立するし」
「しかも笑えるスタンプじゃなくて、可愛いスタンプにしろとか言うんだよ」
うぜー! と盛り上がる三人。新太は、あの子はラインしてるのかな? どんなスタンプを使うんだろう? などと想像して、心ここにあらずだ。