雨虹~傘を持たない僕達は果てない空に雨上がりの虹を見た~
「その日、俺もちょっと入れなくて、人が足りないんだよね。クラスメートのよしみで、帆鷹の事、助けてやってくんない?」
「助けるって言っても……ファミレスのバイトなんてした事ないし……」
「食器洗いや簡単な調理補助だから大丈夫。もしわからない事があっても、帆鷹が全部教えてくれるから」
悠李の最後の言葉が決め手となって、穂香の心から一瞬にして迷いが消える。
「や、やります!」
つい前のめりで言ってしまった事に気付いて、めちゃくちゃ恥ずかしくなった穂香は、歯切れ悪く補足した。
「助けるって言っても……ファミレスのバイトなんてした事ないし……」
「食器洗いや簡単な調理補助だから大丈夫。もしわからない事があっても、帆鷹が全部教えてくれるから」
悠李の最後の言葉が決め手となって、穂香の心から一瞬にして迷いが消える。
「や、やります!」
つい前のめりで言ってしまった事に気付いて、めちゃくちゃ恥ずかしくなった穂香は、歯切れ悪く補足した。