雨虹~傘を持たない僕達は果てない空に雨上がりの虹を見た~
一方、そんな伊万里の気持ちを知る由もない新太は、帆鷹と並んで座った機内で、綺麗なキャビンアテンダントにはしゃいでいた。
「CAって、やっぱ綺麗な人多いよなー」
「そ? 制服効果とか、メイク効果じゃね?」
「んな夢のない事言うなよ~。そんなんじゃ、いつまで経っても彼女出来ねーぞ」
「余計なお世話。そういう新太は、一年の子とどうなってるわけ?」
「どうって……。LINEしてる! 今朝もしたし!!」
「で? 付き合ってんの?」
「それは……まだ……だけどさ」
「CAがどうとか、他人(ひと)の心配してる場合?」
帆鷹に痛いところを突かれて、新太は「うっ」と言葉に詰まってしまう。
「CAって、やっぱ綺麗な人多いよなー」
「そ? 制服効果とか、メイク効果じゃね?」
「んな夢のない事言うなよ~。そんなんじゃ、いつまで経っても彼女出来ねーぞ」
「余計なお世話。そういう新太は、一年の子とどうなってるわけ?」
「どうって……。LINEしてる! 今朝もしたし!!」
「で? 付き合ってんの?」
「それは……まだ……だけどさ」
「CAがどうとか、他人(ひと)の心配してる場合?」
帆鷹に痛いところを突かれて、新太は「うっ」と言葉に詰まってしまう。