『隣』に
「明らかに冗談の範囲越えとるよな」

怯える新井を元気付けてやりたいが、そんな言葉しかでない。


状況を考えてみる。 



まず学校を制圧した集団…先ほどまて聞こえていた悲鳴などから考えても恐らく他のクラスも制圧されている。

なおかつこのクラスだけにも三人割り当てられている事から見て相当な人数を擁していると見ていいだろう。 


それにあの武装…銃の製造、所有、使用が原則的に禁止されているこの国であれだけの数を保持するのはどれだけ困難か…。 



考えてみても自分達の危機的な状況が浮き彫りとなるばかりだ。
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