『隣』に
そして現れた手に握られていたのは…もちろん拳銃だった。


「悪いな。ちゃんと罰は受けさせないと、示しがつかないんでね」 
銃口が例の彼女へと向けられる。


「ごっ、ごめんなさい。ごめんなさい。わざとじゃないの、本当に知らなくて…い、嫌死にたくない、死にたくな…」


それが彼女の最期の言葉となった。
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