不思議な彼女と吃音な俺
「私ね。ユウジくんに会いたくて来たの」
全然話が耳に入ってこない。しかも、距離が近すぎる。彼女の右脚と俺の左脚がくっつきそうだ。俺は耐え切れず、少し彼女と距離を置くように座り直す。
「なんで離れちゃうのぉ~!!私のこと嫌いなの?」
「ご、ご、ご・・・・・・」
"ごめんなさい"と言いたいのに、言えない。また脚を叩いて言葉を出そうするが、出ない。恥ずかしさに耐えられず、俺は言うのをやめた。
「途中で言うの諦めないでよ。気になるじゃん」
「す、すみません」
「別に謝んなくていいよ。あっ、もしかして、さっきは"ごめんなさい"って言いたかったの?」
俺がうなずくと、彼女は不思議そうな顔で俺を見つめてきた。
全然話が耳に入ってこない。しかも、距離が近すぎる。彼女の右脚と俺の左脚がくっつきそうだ。俺は耐え切れず、少し彼女と距離を置くように座り直す。
「なんで離れちゃうのぉ~!!私のこと嫌いなの?」
「ご、ご、ご・・・・・・」
"ごめんなさい"と言いたいのに、言えない。また脚を叩いて言葉を出そうするが、出ない。恥ずかしさに耐えられず、俺は言うのをやめた。
「途中で言うの諦めないでよ。気になるじゃん」
「す、すみません」
「別に謝んなくていいよ。あっ、もしかして、さっきは"ごめんなさい"って言いたかったの?」
俺がうなずくと、彼女は不思議そうな顔で俺を見つめてきた。