君がうたう七つの子
まぁ、しかし今までこの世にいた親しい人の魂が、四十九日であの世に逝って、この世からいなくなってしまうとすれば、遺族にとってもそれは大きな意味なんだろう。


まだそういった経験のない僕にとっては、想像してもいまいちわかりかねる感覚だが。

でも、レイのことを重ねて考えることを許してもらえるのなら、確かにそう思う。

成る程、一区切り。


でも僕にとっては、ただ終わりと言った方が正しいのかもしれない。

レイとの逢瀬の終わり。

うん、こちらの方がしっくりくる。
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