君がうたう七つの子
「ごめん。
お父さんとお母さんの気持ちを信じられなくて。
ごめんなさい。
―――親の気持ちは中々伝わらないものよって?
ふふ、そうかもしれないね。
でもそれは私からも言えることかな、なんて。
だって、私は露程も二人のせいだとは思っていないもん。
言葉って大事だね。
家族だからって甘えていたけど、やっぱり言わなきゃ伝わらない。わからない。
うん、だから今私が思っている事も、正直に言おうと思う。
私の事を、忘れないでねって。
死んじゃったけど、もう二人と抱き合うこともできないけれど、私はここにいたし、ここにいる。
その事を忘れないでほしいの。
もしかしたら二人にとっては辛いことかもしれないけど・・・
――――そっか。そこまで言われたら安心かな。
ほっとした」
そこまで途切れることなく続いていた言葉を止めて、レイは父親のほうを見つめる。
その瞳には涙が滲んでいて、声も途中から涙まじりのものになっていた。
お父さんとお母さんの気持ちを信じられなくて。
ごめんなさい。
―――親の気持ちは中々伝わらないものよって?
ふふ、そうかもしれないね。
でもそれは私からも言えることかな、なんて。
だって、私は露程も二人のせいだとは思っていないもん。
言葉って大事だね。
家族だからって甘えていたけど、やっぱり言わなきゃ伝わらない。わからない。
うん、だから今私が思っている事も、正直に言おうと思う。
私の事を、忘れないでねって。
死んじゃったけど、もう二人と抱き合うこともできないけれど、私はここにいたし、ここにいる。
その事を忘れないでほしいの。
もしかしたら二人にとっては辛いことかもしれないけど・・・
――――そっか。そこまで言われたら安心かな。
ほっとした」
そこまで途切れることなく続いていた言葉を止めて、レイは父親のほうを見つめる。
その瞳には涙が滲んでいて、声も途中から涙まじりのものになっていた。