君がうたう七つの子
「お父さん。

お父さんは仕事も大変なのに、お母さんを支えて、その上私のところにもお花を毎日持ってきてくれてありがとう。

でも、最近お酒の量が多いから、これからは気を付けてね。

お父さんももう若くないんだから、あまり体に負担掛け過ぎないで。

体は大切にしないと。

もし無理して、私のところに来ちゃったら口きかないからね。

来ても無理やり追い返しちゃうから。

お母さんだっているんだから、本当に気を付けて。

私元気なお父さんが大好きだからさ。

へへ、照れるね。

あと、お母さんの事お願いね。

お母さんはすぐに気にやんじゃうところあるから、お父さんが支えてあげて」

「・・・ああ。ああ。

お父さんもレイが大好きだ。」

レイの父親は嗚咽まじりに泣きながらその言葉にうなずく。

何度も、何度もうなずく。

レイの名前を呼びながら。

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