君がうたう七つの子
幽霊少女と僕
僕とレイは、彼女の家を出て二人並んで土手に向かっていた。
あのあと、レイの言う通りに二人にそのことを伝えると
「相変わらず勝手なんだから」
と小さく笑ってそれを受け入れた。
そして、僕の描いた絵を一枚くれないかと言ったので、どれがいいかと聞くと、レイが笑っている絵を選んだ。
思い出はやっぱり楽しくなくちゃねと言って、それを大切そうにレイの遺影の横に置いた。
それを嬉しそうに見ていたレイは、そのまま家にいるものだと思っていたけれど、僕が家を出ると一緒についてきた。
なんでも
「私の両親には伝えたいことも言ったし大丈夫。
でも、しょう君にはいろいろまだ言わなくちゃいけないことがあるから」
だそうだ。
何を言われるのか予想もつかないし、僕といるより家族といた方がいいんじゃないのと言いたかったのだが、流石にレイの家の中では言えなかったので、家を出て少し歩いたところでそれを言ってみたら
「とりあえず、あの土手に行こうよ。
話はそれからでいいじゃない」
と言って、それから僕が何を聞いても、言っても、ただあのカラスの歌を鼻歌まじりに歌うだけで、こちらを見向きもしなかったので、諦めて黙って彼女の行動に従った。
あのあと、レイの言う通りに二人にそのことを伝えると
「相変わらず勝手なんだから」
と小さく笑ってそれを受け入れた。
そして、僕の描いた絵を一枚くれないかと言ったので、どれがいいかと聞くと、レイが笑っている絵を選んだ。
思い出はやっぱり楽しくなくちゃねと言って、それを大切そうにレイの遺影の横に置いた。
それを嬉しそうに見ていたレイは、そのまま家にいるものだと思っていたけれど、僕が家を出ると一緒についてきた。
なんでも
「私の両親には伝えたいことも言ったし大丈夫。
でも、しょう君にはいろいろまだ言わなくちゃいけないことがあるから」
だそうだ。
何を言われるのか予想もつかないし、僕といるより家族といた方がいいんじゃないのと言いたかったのだが、流石にレイの家の中では言えなかったので、家を出て少し歩いたところでそれを言ってみたら
「とりあえず、あの土手に行こうよ。
話はそれからでいいじゃない」
と言って、それから僕が何を聞いても、言っても、ただあのカラスの歌を鼻歌まじりに歌うだけで、こちらを見向きもしなかったので、諦めて黙って彼女の行動に従った。