最悪なウェディング~鬼上司と恋の予感?~

「これ……瀬名マネージャーに差し上げます。
だから、私と結婚前提に付き合って下さい!!」

人生最大の告白だった。

恵梨香のお兄さんだから
好きになったらいけないと思っていた。

新しい恋をするのにも臆病になっていた。

でもそんな時にお兄さんは、
俺様で強引な部分もあったが
温かくいつの間にか私の心の中に入り込んでくる。

だからいつの間にか気になり始め好きになっていた。
今度は、私から歩み寄りたい。
幸せになるために……。

お兄さんは、少し驚いていたけど
クスッて笑う。

「俺に告白をするとは、いい度胸だ。
その誘い受けてたってやる」
いつものように俺様で生意気なお兄さんの姿だった。

「えへへ……上等です」

「良かったね。お兄ちゃん」
恵梨香も嬉しそうだ。

私のもう1つの夢が叶うのは、
そんなに遠くないのかもしれない。

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