はい!こちら、ぬいぐるみーず探偵局です♪



「熊五郎、ボケッとしてないで行くよ」

コンにつつかれて

「あ、うん」

急いで陽菜ちゃんの後を追いかける。

脱衣場で服を脱ぐ陽菜ちゃんと志織ちゃん。

僕達は慌てて目を閉じる。

一応エチケットだもんね。

「ママ、だいちゃんとあいちゃんね…」

あれ、僕達が目を閉じてる間に二人はお風呂場に入ったよ。

陽菜ちゃんが話してるのを志織ちゃんが『うんうん』って聞いている。

いつもそう。 志織ちゃんは涼ちゃんや陽菜ちゃんの話しをよく聞いてあげる。

例え同じ話しを繰り返しても『もう聞いたよ』って言わない。

じっと聞いてあげてる。

志織ちゃんは聞き上手なんだね。

「熊五郎」

「うん?」

「ビー玉」

あ、また忘れてた。

あれ、脱衣かごにはさっき陽菜ちゃんが着ていた服一式がない。

と言うことは…

「ランドリーボックス!」

「そうだ!」

洗濯する物を入れておくかご。

「今日は雨降りだったから志織ちゃん洗濯をしてない」

「うん。じゃあビー玉は今もランドリーボックスの中にある陽菜ちゃんのズボンのポケットに入ってるんだ」

「でも志織ちゃん気づかなかったのかな?」

ランドリーボックスに入れる前に確認するよね。

「コン、きっと陽菜ちゃんがTシャツや下着や靴下とズボンを纏めて入れたんだよ」

最近は陽菜ちゃん自分で出来ることは自分でやるようになった。

「だから気づかなかったんだ」

「うん、きっとそうだよ。そうと分かればコン早く戻ろう」

「うん」

バトンを取り出して

「ミラクルマジカルヒナクル。えいっ!」



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