はい!こちら、ぬいぐるみーず探偵局です♪
明くる日、恭介パパと志織ちゃん、涼ちゃんも出掛けた。
僕達四匹は窓越しのお日様がぽかぽかして気持ちよくうつらうつら。
その時!
「ねぇ、コンいる?」
えっ?
声のする方を見るとわん吉とラッキーが。
「いないよ。下で一緒にいたんじゃないのかい?」
小さい組はリビングにいたはずなんだけど。
「うん、確かに昨日は一緒にいたんだよ。だけど…」
「僕は夕べ涼ちゃんと一緒だったから」
陽菜ちゃんがいないとたまに涼ちゃんラッキーと一緒に寝るんだ。
恭介パパや志織ちゃんにも内緒でこっそりと。
まだまだ可愛いんだから。
なんて悠長に言ってる場合じゃない。
「みんなが出て行って、さぁ、動こうとしたらいないんだよ」
「わん吉が涼ちゃんの部屋に来てコンがいないかって」
「わん吉が寝てる間に陽菜ちゃんの部屋にいったんじゃない?」
「見てきたよ。でもいなかった。和室にも応接間にも恭介パパ達の部屋にも。此処へ来る途中に一応書斎も見たけど」
そう、僕達は三階の書斎には入らない。
「お風呂場とか」
「見たよ。でもいないんだ」
と、言うことは…
「いったい何処へ行ったんだろ?」
探さなきゃ。
でも僕達大きい組はまだちょっと水分を含んでるから重くて動きにくい。