cherry blossom
友達...(?)
「あはははははははははは!!!」
お腹を抱えて1人大笑いする夏稀を尻目に、
私は立ちはだかる宿題の山に、せっせと向かっていた。
今日は入学式の翌日で、教室内はやっと2年生になった!
という開放感 のせいか、ザワザワしていた。
が、私はそれどころじゃない!!!
「だっさー!入学式寝てて怒られて挙句プリント30枚とか
もうこれ、ギャグだわ!これでエ〇タ出れるよ!」
「うるさいなぁー!眠かったんだもん!
校長の話はもう異国語だよ!何言ってるかサッパリだし
しかも長いし!」
「あーそれ分かる。あれもはや睡眠薬の域に達してるわ」
「でしょー!?
神奈子よ...きみだけだよ!分かってくれるのは!!」
「まぁ、私は寝ないけど」
「う"っ...」
「はははっ神奈子手厳しー!咲ダッサー!ははははははは!」
「夏稀は黙っててよ!」