ホストの王子様
今日はみほと遊びに行く予定をたてていた。
私達の遊びに行く。と言うのは、町中をぶらぶら歩いて、ナンパスポットに座り、終電まで話続けるというものだった。
それが、土曜日にする恒例行事となっていた。
急いで準備をして、家を出る。
今日も晴れ。
電車に揺られながら、目的地に向かう
目的地に着くが、みほが見当たらない
いつもの事だ
ナンパスポットと呼ばれる場所に座り、みほを待つ
「ねぇ、何してるの?暇でしょ?話さない?」
来た
「忙しいんで」
「おねぇさん、仕事何してる?いい仕事紹介するよ!」
「結構です」
毎回、なぜかスカウトに捕まってしまう
みほと一緒なら、軽く話して、お茶でも奢ってもらうが、今は1人だ。
それに、待っているため、先に捕まえてしまうと申し訳ない。
そんなことを考えてるうちに、そのスカウトマンはどこかに消えてしまった。
「ごめーん!電車に乗るの遅くなった!」
両手をパン!と合わせ、謝りながら、みほが近づいてくる
「いいよ!まだ、5時だし、ぶらーっと見て、7時ぐらいにここに座ってよっか!」
「いいね!そうしよ!」
そう言って、2人で買い物に出掛けた。