君だけを見つめてる。〜10年間の純愛ラブストーリー〜
それは、ごくごく平凡な日の夕方。
めんどくさい掃除して、きょうは久しぶりに幼なじみ3人で焼肉に行こうと話していて孝之の部活が終わるまで潤と一緒に練習を見たりしようとしていた。
「あの」
それは突然、可愛らしい声で。
教室の後ろ側を見ると、
「あ」
隣の潤が声を出す。
それもそうだ。
3年生のふたりだ。
「あの、孝之くんいますか?」
教室のみんなに話しかけて見つめる顔はやはり可愛らしい。
「いないけど?なんの用?」
あたしは、困ってる潤の代わりに返事してふたりの方に歩きながら言った。