Tatarian aster

2









確かに顔は可愛いほうだ。





そんな俺の気持ちも知らずに、今日も乃愛は俺のことを見る。





『ねぇ!まこっちゃん!私たち、今日から3年生だね!』





そういいながら、目をキラキラさせる。





『おー、そうだな。てかさ、乃愛はそんなゆるい頭でよく進級できたよな』





俺は乃愛の頭を軽く小突いた。








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