Dear.


少し狭い二人部屋で、ベッドのセッティングをしていると、カナが話しかけてくる。

「ねぇ、みさ? 今日は楽しそうだったね」

「うん、そうかも。すごい楽しかったよ! なんか、あっという間に夜になっちゃった、って感じかな」

ぽんぽん、とまくらを叩きながら言うわたしに、カナがぽつりと言った。

「みさが、楽しそうで、良かった」

「ど、どうしたの? いきなり」

少し驚いてカナの顔を見ると。

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