Dear.
第二章 夢
それは まるで
白昼夢のあとの 目覚めに似て
ぼんやりとしか 思い出せない
夢の奥で 誰かが 手を
振っている気が した
光の差し込む 小部屋に
宝物を 隠して
走り出す
青空に
笑顔が 浮かんでは 消えていく
きみに 会いにゆくよ
甘く 儚い空想
おとぎ話を信じる 子供のように
もう一度 会える日を
夢見ているのかも しれない