Dear.



その後、わたし達は、リズムゲームや、コインゲームで遊んで。

今は、UFOキャッチャーで、咲真くんが頑張っているところだ。

わたしは、咲真くんが取ろうとしている腕時計を眺めてながら、邪魔にならない程度に、ちょっと、応援する。

「頑張って…!」

「うん…」

咲真くんは、難しい顔をして、レバーを操作する。

「あっ…!」

クレーンが、何かの箱を掴んで、穴へ落とす。

「よっ…しゃ!」

ガッツポーズをして取り出し口から箱を取り出すと、わたしの方へ差し出す、咲真くん。

「はい、プレゼント」

「う、嘘…。何で…?」

わたしは、箱を受け取りながら、呆然とする。

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