Dear.
夏のはじまり
*
「暑ぃ…」
「…それな。何で、六月なのに…」
カラリと晴れた青空の下、机に突っ伏す男子2人。まあ、いつもどおり咲真くんと和泉くんだ。
「まだ冬服とか信じらんなーい!」
ブレザーの襟をパタパタしながら汗を一筋たらすカナ。
体育祭が終わり、六月に突入して一週間。最近どんどん暑くなってきて。
ー今日なんて、三十度ぐらいあるんじゃないだろうか。
こんな日に長袖なんて、確かに地獄かもしれない。
「暑ぃ…」
「…それな。何で、六月なのに…」
カラリと晴れた青空の下、机に突っ伏す男子2人。まあ、いつもどおり咲真くんと和泉くんだ。
「まだ冬服とか信じらんなーい!」
ブレザーの襟をパタパタしながら汗を一筋たらすカナ。
体育祭が終わり、六月に突入して一週間。最近どんどん暑くなってきて。
ー今日なんて、三十度ぐらいあるんじゃないだろうか。
こんな日に長袖なんて、確かに地獄かもしれない。