Dear.
「ありがとうございました!」

店員さんの声と一緒にコンビニを出る。

一向に弱くなる気配がない雨に、仕方なくビニール傘を購入してコンビニを出ることにしたわたし。

スマホで時間を見る。

もう、電車は行ってしまっただろう。

それでもとりあえず、駅まで歩くことにした。


「だよね…」

案の定、結構前に行ってしまった電車。時刻表を見ても、次の電車までは30分近くある。

中途半端な時間に、ため息をついて。

30分で家に帰ることができるのかは怪しいけど。

何もしないよりはマシかな…?

運良く、駅の近くのバス停は何度か使ったこともあるし。

わたしは、バス停に向けてまた歩き出した。
< 187 / 192 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop