ヘブンリー・ジャックと仲間たち
「え。まじか。
…つばさ、ほんとに隠す気あんのか?」
「あ、あるに決まってんじゃん!
…だいじょぶ!うまくごまかせた!…はず」
「ははっ、ほんとかよ。
てか、泣きそうになったらいつでも
俺のこと呼んでいいんだかんな?」
「…ほんと?」
「おう!つばささんのためなら
たとえ火の中水の中!」
「…うそっぽ。」
「ほんとだって。じゃあな、おやすみ。」
はやてがわたしの頭をぽんぽんする。
…もうなんていうかクセだよね、これ。
でも、今日はなんだか手のうごきが
ぎこちないのは、気のせいだろうか。
「…おやすみ。」
夕日に照らされたはやての顔は、
まだちょっと怒ってるみたいだった。