人は見た目で恋をする。
柊まどか
「中村さん、おはよう」
「おはよう、安藤さん」
多分今日で最後の朝の挨拶。
私は前の席の安藤夏穂に挨拶をして席に座る。
すると熱〜〜〜い視線が私に刺さる。
それはまぁ男子なんだけど、その奥でまた違う熱い視線が注がれる。
それはクラスのギャル共、通称ギャルズから。
どんなに周りを取り繕ってもギャルズには絶対好かれない。
大抵の女の子は私のイイコに釣られて普通に接してきてくれる。
でもギャル共はそんなの関係なしに自分よりカワイイ私に嫉妬してる。
だからいつも目を光らせて私の汚点を探してる。
あ〜怖い怖い。