Voice Story.
~朋美過去~
小学校の入学式....ドキドキしていたのを鮮明に覚えている。
校長が次々と名前を呼んでいく。
ついに私の番
「霧島朋美さん」
声が出せない変わりに大きく手を挙げる。
少し周りがざわついていた気がしたけど私はそんなこと気にならないくらいドキドキしていたんだと思う。
そして教室に向かうと自己紹介の時間が始まった。
「えーっと、じゃあ次、霧島さん、霧島朋美さん」
どうしよう....
その当時の私にはどうすることも出来なくてただ黙って俯いてしまった。
すると先生が思い出したかのように手を叩いた
「そうよね、ごめんなさい 皆さん!霧島さんは声が出せません、だけど文字は書けるみたいだから皆の仲良くしましょうね」
周りからは「なんでー?」「どうしてー?」と疑問の声があちこちから発せられていた。
私は急に恥ずかしくなって耳を塞いだ。だけど一言だけどの言葉よりもはっきりと聞こえた言葉があった
「変なの」
変じゃないもん!!!!!!!そう言いたかった。
変じゃないもん....変じゃ....
「はい、静かにー!次の人は誰ですかー?」
先生が呼び掛けやっと教室は静かになった。
小学校の入学式....ドキドキしていたのを鮮明に覚えている。
校長が次々と名前を呼んでいく。
ついに私の番
「霧島朋美さん」
声が出せない変わりに大きく手を挙げる。
少し周りがざわついていた気がしたけど私はそんなこと気にならないくらいドキドキしていたんだと思う。
そして教室に向かうと自己紹介の時間が始まった。
「えーっと、じゃあ次、霧島さん、霧島朋美さん」
どうしよう....
その当時の私にはどうすることも出来なくてただ黙って俯いてしまった。
すると先生が思い出したかのように手を叩いた
「そうよね、ごめんなさい 皆さん!霧島さんは声が出せません、だけど文字は書けるみたいだから皆の仲良くしましょうね」
周りからは「なんでー?」「どうしてー?」と疑問の声があちこちから発せられていた。
私は急に恥ずかしくなって耳を塞いだ。だけど一言だけどの言葉よりもはっきりと聞こえた言葉があった
「変なの」
変じゃないもん!!!!!!!そう言いたかった。
変じゃないもん....変じゃ....
「はい、静かにー!次の人は誰ですかー?」
先生が呼び掛けやっと教室は静かになった。