Voice Story.
そう思ったとき教室のドアが開いて隼斗くんが入ってきた


「なんだ、お前....初日から遅刻か?」

「あはは....寝坊しちゃって....」


苦笑いを見せてみる隼斗くん。怒られないといいけどなぁ....



「....お前次の休み時間職員室な」


あーあ....呼び出しされちゃった....

「はーい....」


隼斗くんは苦笑いのまま自分の席についた




休み時間になり、隼斗くんは先生と一緒に職員室に行ってしまった。

『隼斗くん、大丈夫かなぁ?』

ちょいちょいと愛ちゃんの肩を叩いて画面を見せた


「やばいよー、すっごい怒られてそうだよね」

愛ちゃんが笑いながら言う


『やっぱり田中先生って怖い人なのかなぁ??』



「怖いよーっ絶対」


そんな会話をしていると隼斗くんが戻ってきた


「おー、愛、朋美 はよ」

「おはよー」

『おはよう』


「ねね、どうだった?田中先生怖かった??」

愛ちゃんが興味津々に聞いた

「んー?いや、べつに?俺怒られてねぇし」


「え?じゃあなにしに行ったの??」

「朋美の事とかー....いろいろかな?」


『私?』

私の事....どんなこと話したんだろ??


『何話したの?』

「えっとな、まず声の事だろ?それとー、あれ?なんだっけ?」


隼斗くんらしいな....まぁいっか
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