Voice Story.
「ん、じゃあ俺朋美送ってくから、つっても家隣だけどな、」

笑って圭は私を見た。


『ありがと』

「おう」


「愛は俺にまかせろー!」

あれだけ遊んだのにまだ元気な隼斗君....


隼斗君って絶対愛ちゃんのこと好きだよね、なんて思いながら手を振って二人と別れた。


『ねぇ圭、隼斗君って愛ちゃんの事好きだよね』

「んー?そうか?あいつは誰にでもあんな感じだろ」


『そうなのかなー?』

私は首を傾げながら圭に画面を見せた

「そーだよ、っていうか朋美は?朋美は好きな奴とかいねーの?」

私?と言う意味で自分を指差して首を傾げてみた。

「そうそう、前から気になってたんだけどさ、朋美全然そうゆう素振りみせねーじゃん」


『うーん、人を好きになったことがない....かな、あ!勿論圭達は大好きだよ?でもそういう恋愛的な意味で好きになったことがないってうか....』

「そうかぁ....ま、何か変化あったら教えてくれよ」

『うんっ、....その時は応援してくれる?』

「ったりめーだろ?」


圭はにっと笑った。

『ありがとう』

「ん、じゃあまた明日な」

いつの間にか着いていた家の前で私達は別れた。
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