Voice Story.
次の日学校に着くと珍しく隼斗君が早く来ていた。

っていっても机に突っ伏して寝てるけど(笑)



愛ちゃんは....まだ来てないなー....


私はそっと自分の席についた。



な、なにもすることがない....!!!!本でも読もうかなぁ


鞄から小説を取り出すとそばにいた女の子が話しかけてきた

「あ!その小説好きなの!?私も好きなんだー!」

元気だ...


私はコクコクと頷いた

それから鞄からスマホを取り出して文字を打ち込む。


『私も好き!この小説の続編が今度発売されるの知ってる??』

と打とうとしたのだけども話しかけてきた人は

「なんで人と話してるのにそうやってスマホとかいじれるの??人の話ちゃんと聞いてないよね」

といってきた....


違う....違うのに....

私は焦って口をパクパクさせて伝えようとした。

だけどその人は私から離れていった。



私は....あの人を傷つけてしまったのだろうか、どうしよう....

謝りにいこうか、でもきっとまた嫌な顔をされる...



私はこれまでいやと言うほどあの顔を見てきた。もう見たくはない....




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