最後の恋

素直に席には着くが、

担任の話なんて

一切聞かない。

あまり、わたしには

関係のない話だから‥。

委員会の話だとか

どうでもいい話とか

そんな話を刻々と‥。


「おい、佐藤!!」

「は、はい!?」


何故か名前を呼ばれた。


「話聞いてたか?」

「い‥いえ‥」


なんでわたしっ!?

そんな気持ちを察してか

担任がもう一回

話してくれた。


「佐藤、お前は今日日直だから準備室から必要な物、運び出すようにっ!!」

「あ、は~い‥」


そんなこと

聞いてないよっ!!!
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