幼なじみに彼女ができました


「俺の顔になんかついてる?」


笑いながら私に聞いてくるイケメンくん


それで私ははっとした


「な、何もありませんわっ!おーほっほっほ!」


テンパって、こんなこと言い残して逃げるように走って食堂から出てく



……やべえ。確実に変人だと思われた


ま、まぁ?関わりないだろうし?



ーーその時の私には知る由もないだろう


「あのさっきの面白い子誰?」


「あの子?あー白崎琴子だっけ、
特進の橘くんにベッタリの子でしょ」


「ふーん、面白そーじゃん」


このイケメンとの出会いが波乱の始まりだなんて

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