幼なじみに彼女ができました


私は拳を突き出す


優ちゃんは、やさしく笑って


「おう」


と言いながら、グータッチした


「じゃあ競走ね!家に先についた方が明日昼飯奢るってことで〜!」


「は?って、おい!」


「おっ先〜♪」


なんて言って、走って優ちゃんから離れる。


そんなの口実だ。


ただ今は、優ちゃんと離れたかった。

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