毛づくろう猫の道しるべ
2
入学式が終わった後は、一気に体の力が抜けた。
家に帰って居間のソファーの上で横になっては、昼寝でもしたくなるほどに体全体から眠気が現れてきていた。
そのとき、ピョンと猫のブンジがソファーに飛び乗り、横になっている私の体に登ってきた。
「ブンちゃん、重いし、そこは痛い」
容赦なく体重をかけた、あのかわいいおみ足が私のお腹にめり込む。
苦しいし痛いのに、でも私は払いのけない。
痛さよりも、ブンジが側に来てくれた事の方が嬉しかった。
ブンジは私のお腹の柔らかいところを、足でモミモミし始める。
「おっ、マッサージしてくれてるの」
私もブンジの頭を撫で、されるがままになっていると、ブンジは何かを伝えたそうにニャーと一言発した。
「うん、そうなの。今日は張り切りすぎちゃった」
何を言ってるかわからないのに、私は都合よくブンジと会話する。
家に帰って居間のソファーの上で横になっては、昼寝でもしたくなるほどに体全体から眠気が現れてきていた。
そのとき、ピョンと猫のブンジがソファーに飛び乗り、横になっている私の体に登ってきた。
「ブンちゃん、重いし、そこは痛い」
容赦なく体重をかけた、あのかわいいおみ足が私のお腹にめり込む。
苦しいし痛いのに、でも私は払いのけない。
痛さよりも、ブンジが側に来てくれた事の方が嬉しかった。
ブンジは私のお腹の柔らかいところを、足でモミモミし始める。
「おっ、マッサージしてくれてるの」
私もブンジの頭を撫で、されるがままになっていると、ブンジは何かを伝えたそうにニャーと一言発した。
「うん、そうなの。今日は張り切りすぎちゃった」
何を言ってるかわからないのに、私は都合よくブンジと会話する。