さよならはまたあとで
さよならはまたあとで
目を開くと、そこには見慣れない天井があった。
腕を上げようとすると、鋭い痛みが走る。
あの時に捻ったのだろうか。
意識が少しずつはっきりしてきた。
ゆっくりと横を向くと、そこには心配そうに見つめる両親の姿。
私は病院のベッドに寝かされているようだった。
私はガバッと上半身を起こす。
そんな私に両親は安堵の表情よりも先に驚いた顔をする。