さよならはまたあとで

「優恵……」


みるみるうちに彼の顔は歪んでいった。


「本当にごめん、ごめんね…俺のせいで…生きててよかった」


彼は私のそばに駆け寄って、頭を下げた。


「馬鹿!!!」


私は思わず叫んでいた。


「私、全部知ってたんだから。






お父さんのために死ぬなら、私のために生きてよ!!!







一緒に生きようよ!!」

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