JEWEL~4人の暗殺者に囲まれて~

足を引きずりながら

夜の繁華街へと入っていく


「ここでいいやっ」

これ以上歩いても行く宛のない私は

下手に動くのをさけ
店と店の間の狭い路地に腰をおろした

「んっしょと」

そこはさっきまでの明るい道とは

かけ離れていて真っ暗で全く人目に

つかないであろう場所だ


「今の私にピッタリじゃん」

一言そうつぶやくと頬を涙が伝う

「うっ」
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